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歯周病とはどんな病気?進行する前に知っておきたい基礎知識①
各院ブログ
2026/03/09

近年、成人の多くが抱えているとされる歯周病は、気づかないうちに進行し、最終的には歯を失ってしまうこともある深刻な病気です。

虫歯はないけれど歯ぐきが腫れている、歯磨きをしたときに血が出るなどの症状がある方は、すでに歯周病のサインが現れている可能性があります。

今回は、歯周病とはどのような病気なのか解説します。歯周病の原因や症状、治療法、そして予防方法についても解説しますので、歯周病の症状にお悩みの方や歯周病を予防したいとお考えの方は、ぜひ参考にしてください。

歯周病とはどんな病気?

歯周病とは、歯と歯ぐきの間にたまった細菌が引き起こす慢性的な炎症性疾患です。

進行すると歯を支える骨(歯槽骨)が溶かされ、最終的には歯が抜け落ちることもあります。初期の段階では自覚症状が少なく、気づいたときには重度の状態にまで進行しているケースも少なくありません。

また、歯周病はお口の中だけの問題ではなく、糖尿病や心臓病、脳梗塞、誤嚥性肺炎、早産・低体重児出産など、全身の健康とも深く関係しています。そのため、歯周病の予防や早期治療は、健康寿命の延伸にもつながる重要な取り組みといえるでしょう。

歯周病の原因

歯周病の発症と進行には、細菌感染だけでなく、生活習慣や身体の状態も深く関わっています。

歯垢と歯石

歯周病の主な原因は、歯と歯ぐきの境目にたまる歯垢(プラーク)です。歯垢は細菌のかたまりで、食べかすを栄養源として繁殖し、歯ぐきに炎症を引き起こします。

この状態を放置すると、歯垢が硬化して歯石となり、さらに多くの細菌が付着しやすい環境が生まれます。歯石は歯ブラシでは取り除けず、専門的なクリーニングが必要です。歯垢と歯石を放置することが、歯周病の進行を招く大きな要因となります。

喫煙

喫煙は歯周病の発症リスクを高め、治療効果を妨げる重大な要因です。たばこに含まれるニコチンや有害物質は、歯ぐきの血流を悪化させ、免疫力を低下させます。その結果、細菌に対する防御力が弱まり、歯周病が進行しやすくなります。

また、喫煙者は歯ぐきからの出血などの症状が現れにくく、気づかないうちに重度の歯周病へ進行するケースも多く見られます。健康な口腔環境を保つためには、禁煙が非常に重要です。

食生活の乱れ

栄養バランスの崩れた食生活も、歯周病のリスクを高める要因のひとつです。

特に糖分の多い食事は、細菌のエサとなり、歯垢を増やす原因になります。また、ビタミンCやカルシウム、タンパク質が不足すると、歯ぐきや骨の健康が損なわれ、炎症が起こりやすくなります。

インスタント食品や加工食品も栄養の偏りを招きやすいため、歯周病を予防するためには食生活の見直しが欠かせません。

ストレス

精神的なストレスも、歯周病を悪化させる原因のひとつです。

強いストレスを受けると、体の免疫機能が低下し、細菌に対する抵抗力が弱くなります。また、ストレスによって唾液の分泌量が減少し、口腔内の自浄作用が低下することで、細菌が増殖しやすくなります。

歯ぎしり・食いしばり

歯ぎしりや食いしばりといった無意識の習慣は、歯や歯周組織に強い圧力を加え、歯周病の進行を早める要因になります。これらのクセは睡眠中に起こることが多く、自分では気づきにくいため、歯ぐきの異常や歯のぐらつきが見られる場合は注意が必要です。

歯科医院では、歯ぎしりによるダメージを軽減するために、専用のマウスピースを装着するなどの治療を提案することがあります。早期の対応が、歯を守るカギになります。